こんにちは。10足のわらじ挑戦中の39歳。くますけです。
ボクは、以前カナダへの留学経験があって、
その後、翻訳家としても仕事をしていた時期があったのですが
今、気になっているのが
いつから始めるのがいいのだろう?
どんな教育がいいんだろう?
いろいろ調べていたり、すでに通わせている方も多いと思います
今日は、子どもの英語教育について、ボクなりの考えをまとめました
1)翻訳家は目指すな、いずれAIに負けるぞ
ボクが通った翻訳学校で口酸っぱく教わったのは
原文に忠実であること
でした
ところが、英語独特の言いまわしも忠実に訳せ
という教えだったので
翻訳文は、日本語の読み物としては非常に読みにくいものでした
けど、それがプロの世界
読みにくい文章でも
言語として正しいのでプロの仕事になるというのが
その学校の方針でした
一方で、webの翻訳サービスを使ったことある人も多いと思います
英文を翻訳してみると
大筋の内容はわかるけど
文章としては崩壊していることが多いですね
結局、読みにくさで言えば
両者の違いはありません
今後、AI技術が進展してくれば
機械翻訳の精度はますます高まることでしょう
単純に
英語を日本語に訳せる
日本語を英語に訳せる
なんて能力は、大した強みにならないでしょう
ボクはいずれAIにその座を奪われると思っています
2)英語が喋れる人なんてウヨウヨいる
子どもを英会話学校に通わせる人も多いと思います
ところで、英語が喋れることが何の役に立つのでしょうか
そもそも
5億!
非ネイティブだけど使える人も入れれば17億。
ただの英会話力だけを武器にこれらの人と戦う気ですか?
それより日本人は、大きな武器を持っているんですよ!
それは
日本語ができること
です
人数で言えば1億ちょっとです
世界70億人中1億人しか
自由に日本語を操れる人がいないんですよ
強みでしょ
それに低成長中とはいえ
日本は世界のトップクラスの国です
日本人が持っている技術やノウハウを
是非とも知りたい!という外国人はいっぱいいます
なので
日本語が喋れて、英語もできることが
世界で通用する武器です(↑ここ大事)
英検もTOEFLも良いスコアを持っていることに
越したことはないですが
それだけを目的にしてはいけません
必要なのは、英語と日本語を駆使して何をするかです
3)大切なのは英語力ではなく、国際感覚
ネットやテレビでも、特定の国の人を否定してる人がいます
そんな人は、どんなに英語がペラペラでも
国際社会でのビジネスは上手くいきません
国際社会では、人種、宗教、家族構成、考え方が本当に多様です
こんな場面で
文法が正しいか
発音がネイティブに近いか
なんて二の次になります
相手を理解し、尊重し、自らの意見を正確に届ける能力
こそ、育んでおきたい国際感覚です
中国人のマナーはなってない!
みたいな番組がよくありますね
以前、そんな番組を見るはめになったとき
ボクは、ムスメにこう言いました
パパは、中国人のお友達がいるんだ
とても賢くて、ジョークも面白い人で大好きなんだ
マナーの悪い日本人もいっぱいいるのに
国が違うだけでブーブー言うのって、みっともないね
当の娘は、あまり理解できていない様子でしたが
それでいいんです
偏った意見があれば、違う側面を見せていく
子どもの国際感覚を育てるためには
こういったことを繰り返し伝えていくことが大切です
英検取得を悪いこととは言いませんが
ボクの経験上、大して役に立ちません
多額の費用を投じるなら
役に立つことに回していきたいですね