6足|ファシリテーショングラフィッカー

どうしてファシグラが必要なの?

どうしてファシグラが会議や話し合いの場面に必要なのでしょうか?
ここでは、ファシグラがあればこんなに良くなるよ。という事例を紹介したいと思います。

人は目に見えないものを把握できない

そもそもボクたちは日頃いろんな場面で「会話」をしています。会話は耳と口で交わされる情報で、目に見えないものです。目に見えないものを把握するのって難しいことです。特に長い話し合いになったら、初めのころに話していた内容はすっかり忘れてしまいます。だから、脱線もしやすいし、脱線に脱線が重なって、ケンカが始まっちゃったりします。

もし、議論の内容が見える化されていれば、出席者は今何が話し合われているか把握でき、話し合いの質が変わってきます。

脱線がはじまれば、脱線の内容も書き記していくので、脱線をみんなが把握できます。そうすると、本線に戻そうと出席者がそれぞれ注意を払うようになるので、脱線に脱線が重なることも防げるでしょう。

活発な議論というより、単なるケンカのような場面も、その様子が描かれていけば、その言葉を発している本人もちょっと冷静になれるといった抑止力にもなります。

あなたの会議が、今日もごちゃごちゃなのは「見える化」が不足しているのかもしれません。

難しい話題にこそ、ファシグラ

現代、私たちを取り巻く課題は複雑で、一筋縄にはいきません。おそらく、みなさんの会議も一回の話し合いで結論が出るような簡単な会議ではないはずです。
そんな難しい話題をしていても、出席者がみんな手元の資料を見てうなだれてるなんてことありませんか?中には寝てたりして。そもそも、忙しい合間をぬっての会議なのに、うつむいて、たまに寝てて、難しい難しいと頭をひねらす。ちょっと、生産性悪そうですよね。

難しい話題であればあるほど、参加者全員の顔を前に向けるべきです。寝させません。そんな時にやっぱりファシグラは効果的で、模造紙やホワイトボードに議論の内容が描かれていれば、おのずとみんなの顔は前を向くので、お互いの顔を見ながら話し合いができます。

ちゃんと、話し合いに参加してもらうためにも、ファシグラは使えます。

これから、ますます必要になるファシグラ

ボクたち、日本人はなんだかんだ同じような文化で育ち、同じような考え方をして、同じような課題を抱えて今日までやってきました。しかし、社会課題は日に日に複雑化していて、国際化も加わり、個人それぞれの多様化も進み、おまけにスピードも求められます。

会議の持ち方も変わらなきゃいけない時期に来ているはずですし、実際「こんな話し合い不毛だ」と感じている人も多いはずです。(それでなければ、会議に関する本がこんなに多く出るようにならないですもんね)

先日、ボクのワークショップに参加して下さった方は「町内会の話し合いに使いたい」と言って受けてくれました。
町内会の会議って、まさにファシグラが必要な現場です。仕事ではなくプライベートの時間なので共通認識が様々。仕事であればある程度自制が効くことも、個人の参加となれば各自の欲求が表面化しやすい場です。加えて、多世代の人が参加するので、そもそも会議に取り組む姿勢が違ったりして、前提条件が違い過ぎるのです。
こんな時に、みんなが見える位置に「今日話し合うこと、決めたいこと」が明示されていて、「心構え」なんかも共有されていると、無駄な争いを招かずに済みます。例えば、相手を否定しないとか、発言権は全員にあるとか、声の大きな人の一存では決めないとかを、前もって共有できれば、安心して話し合いに取り組んでもらいますね。

これからこんな現場がどんどん増えると思うんです。外国人も増えるでしょうし、考え方が宇宙人レベルの日本人も増えてくることでしょう。それでも、ボクたちは課題を解決していかないといけない。パワーで制圧するのではなく、話し合いで解決していきます。

だからこそ、話し合いの質の向上は必須です。そのお役に立てるのがファシグラなんだと思います。

ABOUT ME
くますけ
好きを仕事にして10年。自然ガイド、ハンモック作家、写真家など10足のわらじを履いて暮らしています。