街でカナヘビ発見!小さな命とつながる豊かな暮らし
コンクリートの壁と、カナヘビの赤ちゃん
アスファルトの道を横切る小さな生きもの。
あなたに気付くのは、この近隣では、きっと野良ネコとボクくらい。
大きなブロック塀が行く手をはばみ進めなくなったところに、カメラを片手にしたボクがにじり寄る。
もし、この出会いがボクではなく、ネコだったら?と考えると、少し胸がザワつきます。
命拾いしたカナヘビの小さなベイビー。やはり落ち着かない心境であることは、ボクにも伝わってきます。
数枚撮らせてもらえたらそれでいいんだ。そっとシャッターを切ってその場を後にしました。
小さな命に気づける目を持とう
小さなカナヘビとの出会いは、ボクにとって嬉しいものでした。なぜなら、このコンクリートに囲まれた一角で、彼らがしっかりと繁殖をしている証拠だからです。彼らは、わずかに残された緑地や、街路樹の隙間を巧みに利用して、力強く命をつないでいることが想像できます。
この出会いは、都会の中に豊かな自然が息づいていることを教えてくれました。
カナヘビベイビーと、これからも出会えるように、私たちにできることはたくさんあります。
1. ゴミを捨てない:人間のだしたゴミは、生きものたちにとって深刻な脅威となります。プラスチックゴミやペットボトルは彼らの住処の邪魔となり、最悪の場合、命を奪う可能性もはらんでいます。人間が作り出したものは、人間が責任を持って処理することが大切です。
2. 植物を大切に:街路樹や公園の緑は、カナヘビにとって大切な住処であり、エサとなるバッタやコオロギを育む場所でもあります。彼らを支える植物を大切にすることは、自然全体を守ることに繋がります。また、植物は私たち人間にとっても、心の安らぎを与えてくれる大切な存在です。
3. 気づける視点を持つ:普段何気なく見ている風景の中に、実はたくさんの生き物が暮らしています。意識的に「なにかいないかな?」と探してみると、小さな虫や鳥、植物など、様々な発見があるはずです。小さな生きものの存在に気づくことで、私たちの視野は大きく広がり、目の前に広がる景色はより鮮やかに輝きだすでしょう。
自然は「守る」と同時に、自然を「知ろう」とする意識も大切です。身近な自然とのつながりを意識することで、より豊かな自然体験ができることになるでしょう。