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園庭でできる自然遊び

毎週月曜日はKids Creationという
英語幼稚園にお伺いして
自然体験教室を担当しています

こちらの広くて木々が生い茂る素敵な庭園
ツリーハウスもあります

じつはこれが園庭なんです!うわお!

とーっても恵まれた環境でこの1年間やってきた
自然遊びのラインナップを紹介したいと思います

木を使ったアクティビティ

①縄ばしご

はしごをつけることで
木登りができるようになります

必要なのはロープと木の枝だけ

普段は日陰を作ってくれたり、潤いをもたらしてくれる木が
あっという間に遊具に早変わり!

自分の身長以上の高さに登るわけですから
もちろん怖いはずです

その恐怖心に打ち勝つチャレンジ精神が育つだけでなく
落ちないように努力するので身体能力も育まれますね

②ロープコース

木と木の間にロープを張ってこんなコースを作ってみました
「右側からスタートで左側がゴールね」
「落ちずにゴールできたらクリア!」
なんてルールを説明すると
わいわい言いながらチャレンジしてくれます

曲がり角を作れば
自然と木を触ることになります
木の肌はゴツゴツなのかな?ツルツルなのかな?
種類によって違うのかな?一緒なのかな?

そんなことが遊びながら学べるしかけです

このロープコースの魅力は、ほんのちょっと(20センチくらいだけど)
高いところに乗るのでいつもとは違った景色が見られるところです

あ、キツツキが穴を開けたあとだ!

<アドバイス

公共の場の木々にロープを張る場合は木の肌を痛めないように
ボロ布や新聞紙などでカバーするといいでしょう

(そもそも公園などでは許可が下りないと思いますが…)

③お手製ジップライン

先ほどのロープコースの要領で木と木の間にロープを渡して
滑車をつけたらジップラインのできあがり!

こちらが本物

 

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こちらがお手製(笑)

かなりの傾斜を作らないとビューンと行かないので
(そうすると危ないので)緩やかにしていたら
「つまらない」と言われてしまいました

④ターザンロープ

高いところから1本だけロープを垂らして
持ち手をつければターザンロープのできあがり

⑤大縄跳びごっこ

年長さんぐらいになると縄跳びができるようになるので
(だからといって、たくさんとべるわけではないので)
大縄跳び風な環境を作っておくと
その上を跳んだり、引っ張ったりいろいろな方法で楽しみはじめます

<番外編>

自然遊びの中でロープほど重宝するものはありません
ただ置いておくだけでも
綱引きが始まったり、でんしゃごっこが始まったり
遊びの数がグンと増えます

 

ダンゴムシ

①迷路

安全で、かわいらしくて、けなげで、
どこにでもいるダンゴムシは
いい遊び相手になってくれます

つかまえたら、集めてみましょう
紙コップを渡せば
うーじゃうじゃ

こんな迷路を作ってみました
ダンゴムシの習性(障害物に当たるたびに右、左、右と交互に移動を繰り返す)を
利用した迷路で、スタート地点にダンゴムシを入れると
その習性通りに進んでくれたら、無事にゴールできる!といったものです

ま、実際には子どもたちの攻撃によって
ろくにゴールできないんですけどね

②脱出ゲーム

迷路を作るのが大変でも
これだったら簡単に作れます

円を二つ書いて、中心がスタート
そこに自分が選んだ、特に元気なダンゴムシを入れて
二つ目の円の外に先に脱出できたほうが勝ち!ってゲームです

子どもたちが頭を寄せ合っている
こんな風景がなんと愛らしいことか

もぐら塚

もぐらが作った土の山
これも遊べます

①掘る

丁寧に山を崩せば
もぐらが通った穴を見つけることができます

塚がいくつかあれば
地面の中でつながってるんじゃない!?
と想像を膨らませ

もぐらを捕まえよう!

と捕獲作戦が始まります

②突っ込む

指はなかなか勇気のいる行動ですけど
棒でもなんでも突っ込んでみたらどうでしょうか
もぐらの穴なら安心です

(ハチの巣だと大変なことになります)

③踏む

うまく穴が見つけられないこともありますので
そんな時は踏みましょう

なんか良くわからないけど、楽しいです

マツボックリ

①投げる

これまた万能選手のマツボックリは
工作に使ったり、投げたり、蹴ったり
ボロボロになるまで遊べます

②クモの巣を的にする

上空に張られたジョロウグモの巣を的にして
マツボックリを投げるゲームも盛り上がりました

クモにとっては、えらい迷惑だったと思いますが
15分くらいずっと投げ続けたと思います

まあ、破壊って楽しいんですよね

ハンモック

ハンモックは、万能です

今日はいまいち気分が乗らない…
お友だちとケンカしちゃった…
誰とも話したくない…

なんて時にハンモック に包まれてゆらゆらできますし

むしろお友だちと一緒に乗って
ハンモックの中でキャーキャー言ってるのも楽しいです

↑ひみつの会議中

<アドバイス>

自然遊びだからと言って
みんな横並びに一斉に同じことしなくていいと
ボクは考えています

例えばダンゴムシに興味ある子もいれば
全然興味ない子もいるわけで
どっちが偉いとか、賢いとかではないんですね

人の興味は、人それぞれ

そんな時にハンモックは
「ダンゴムシに興味ないの?じゃ、ハンモック に乗っておけば?」
と優しく包み込んでくれます

場に、のけものを作り出さない
かなり役立つ存在です

結ぶ

悪天候のため外で活動できない時は
「結ぶ」時間をしています

ヒモに結び目を作る
ヒモとヒモを結んでつなげる

1本の短いヒモも
結べば長くなり
長くなれば輪っかにでき
輪っかにできれば、あやとりができます

短くて用途がなかったヒモも
「結べる」能力が加わることで
大変身するのです

だから「結ぶ力」を身に付けるのはとても大切です

応用すればこんなこともできるようになります

横に渡した棒に紙テープを「結んで」くくりつけたもの

この日は風が強かったので
ひらひらとたなめいて素敵空間のできあがり

下を通ったり、ジャンプしてちぎったり

「結ぶ」を覚えていたからできた活動でした

折り紙

折り紙は子どもたちにとって身近なおもちゃなので
扱いやすいです

モミジのタネは、こういう形なのですが

プロペラのようにくるくる回って遠くまでタネを運ぶ仕組みになってるんですね

それを折り紙で再現してみました

重りとしてゼムクリップをつけて完成
作るのも楽しいし、飛ばしても楽しいし

室内での活動にぴったりです

森の妖精

白い円形のシールに目玉を書き入れて
ちょっと張ってみたら
さっきまでは見えなかった妖精があらわれました!

なれた環境でも、こんな仕掛けが一つあると
見方が変わって、見えなかったものが見えるようになってきます

焚き火

最近ではIHコンロのおうちも多いので
家庭内で「火」を見る機会が減っています

1年で1回「誕生日の時のロウソク」で見るだけって子も珍しくありません

だからあえて火に触れる機会があるといいとボクは考えています

ボクは炭を好んで使っています
薪は煙が出て、匂いが服についてしまいます
園児たちはこの後、普通に園で過ごす時間もあるわけで
その間、煙臭い服で過ごすことになるため不向きです

炭は、火消しツボに入れて消化できるので
扱いが簡単なのもメリットの一つです

炎が見えないので
燃えているのか実感しにくい部分もありますが
明からに「熱い」ので
肌感覚で火を体感できます

木の実

木の実も扱いやすい素材です

ドングリは拾うだけでも楽しいですし
中からでてくる小さなイモムシを育ててみるのもいいでしょう

スダジイという(写真手前)のドングリは
食べられるドングリとして知られています

フライパンで炒って、外の硬い殻が割れたら「食べていいよ」の合図

中のみを取り出して食べてみましょう
ほんのり甘さを感じる
森がくれるおやつです

霜柱

暖冬の日が増えたので
なかなか見る機会が減ってきましたが
霜柱は見つけたら存分に踏みましょう

どうせ日中になったら溶けてなくなってしまいますが
明日の朝になったらまた出てきます

冬にしか体験できない
あのザクザク感を体感で覚えておくのは大切です

霜柱は見つけ次第踏む!笑

幼児期は、とにかくあそぼう

まじめな人ほど

もっとちゃんと植物の名前を教えた方がいいのでは?
生態について、多様性について、地球環境について
教えなきゃダメじゃないですか?

と考えるようですが

ボクは、特に幼児にはそんな知識必要ないと考えています
生物多様性について語れる幼児なんて気持ち悪いですもん

それより鼻水流して、木登りしている方がはるかに幼児らしい

幼児には幼児らしく過ごしてほしいものです

五感をフル活用して
いろんな形で自然に触れることが大切です

知識はあとからいくらでもつけられます
(ググればいいし)

ご紹介した活動は
私有地内なのでできているものもたくさんありますが
普通の公園遊びでもできるものがあったと思います

自然遊びだからといって
必ず自然物を使わないといけないわけではなく
ロープで縄跳びしたり、綱引きしたりでもいいんです

シールで妖精を作り出してもいいんです

幼児期にしかできない
幼児期の遊びを
広い自然の中で
のびのびとできたら

もうそれだけで十分に充実した時間になることでしょう

 

ABOUT ME
くますけ
好きを仕事にして10年。自然ガイド、ハンモック作家、写真家など10足のわらじを履いて暮らしています。